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人が消えていく―それは長野、新潟、カリフォルニアで相次ぎ起こった。 誘拐、家出、神隠し、いやそれとも… 調査をはじめたフリーライターの冴子は未曾有の世界的変異を嗅ぎとる。 彼女の父もまた18年前に忽然と消息を断っていた―。 「リング」シリーズ以来10年ぶりに解かれた封印。超野心的ホラー小説最終形。
数学の美しさ、素粒子物理学、宇宙物理学、古代文明の謎、カンブリア紀の大爆発、恐竜の絶滅の謎、生命誕生の理由・・・・・・・僕の好きなファクターばかりを集めた小説で、まるで、僕のために書いてくれたのではないかと思われるほど、ドンぴしゃで来た小説だ。 もし、上記の言葉にビビッと来たら、あなたもこの本のファンになるはず。
そして、この宇宙は数学(情報)で表現できる。 と言うことは、この世界を構成しているのは「光」と「情報」なのではないか、という大胆な仮説のもとに『エッジ』は書かれている。
たとえば、ある日、パイ(数学のパイね。π)が無限ではなく(超越数ではなく)、有限の数で(有理数として)コンピューターが弾きだしたら、その瞬間から、この宇宙の成り立ちそのものが狂ってくる。 昨日までの大前提が崩壊したら、宇宙はどうなるのか? 何故、人々が「消滅」し始めたのか?
これらの謎を解きながら僕らの世界を「本当に大丈夫なのか?」と問いかけてくる物語。 ホラーというよりはミステリィかSFか、あるいは、ひょっとしたら「トンでも本」に近い小説だ。(これらのいずれも、僕の好きなジャンルなんだけれどね。) エンターテイメントとしては最高の小説になっているのが『エッジ』(鈴木 光司)だ。
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ゴールデンウイークはこれで決まりだ!!
雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。 ―そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。 少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。 浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。 期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。 静かにビデオが始まった…。 恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。
今さらなのだが、「リング」である。 まだ読んでない方は是非、今すぐに読んで欲しい。
この忌まわしいビデオの中には、一体どんなメッセージが…!? 恐怖とともに、未知なる世界へと導くオカルト・ホラー。
「リング」⇒「らせん」⇒「ループ」⇒「バースデイ」
少年少女たちが、なぜ死んだのかという謎解きよりは、1週間という限られた時間の中で、生き延びるための手段を見つけ出さなければならないという緊迫感が読者に言い知れぬ緊張を与える。 これだけでは単なるホラー小説として片付けられたかもしれない。 しかし、本当の恐怖は物語の終盤に差し掛かるにつれて、増大していく。 四人の少年少女たちの謎の突然死に始まるこの作品で鈴木光司が見せてくれたのは、従来のオーソドックスなホラー小説にありがちな単なる戦慄・不安・緊張感・嫌悪といった感情だけではなく、斬新な概念の恐怖と、彼自身の才能の眩い輝きだ。
もし、そうだとしたら鈴木光司は天才だ。
これを読まずに死ねないね。
●らせん/鈴木光司
●ループ/鈴木光司
●バースデイ/鈴木光司
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。 東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。 偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。 心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。 第二回中央公論文芸賞受賞作。 もとは’05年11月から’06年7月まで「読売新聞」夕刊に連載された、直木賞作家・角田光代の“泣ける”感動作。 ’06年に創設された「中央公論文芸賞」の’07年第2回の受賞作。
そのDVDも発売されている。 また’11年4月には永作博美、井上真央出演で映画化、29日からGW全国ロードショーもされる。
彼女により薫と呼ばれて暮らし、希和子逮捕と共に本当の親元へ帰され、今は大学生となった秋山恵理菜。 しかし恵理菜もまた妻子ある男の子供を身ごもる。 希和子と薫の逃亡生活を三人称で1章、2章では一人称で主に恵理菜のことを描きながらも希和子事件の実際のあらましにも触れている。 この小説からは、このふたりの“母性愛の強さ”を感じないではいられなかった。 世間一般には「犯罪」として、また「愚かな女」として「間違ったこと」をしたシチュエーションだろうけれども、すべてを捨ててもただひとつの大切なものを守りたいという思いが行間から切々とうかがわれるからである。
新聞連載小説でありながらこれほど魂が揺さぶられる物語を読んだのは、吉田修一の『悪人』以来であった。 とりわけ、ラスト数ページの希和子の描写が、ここまで読んできた者のこころをしっかりと捉えており、言葉ではいえないほどの余韻を残している。
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隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。 片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。 乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。 恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。 ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
全部で8駅。 片道たったの15分という電車を舞台にした短編連作です。 彼女が降りるのを見送るカップルは、身勝手な暴力男と彼の横暴に耐えている女。 偶然乗り合わせている彼らにはそれぞれの人生があって、電車に乗っているわずかの間に、彼らの人生がほんのいっとき交わる。 この今津線というのは作者が住んでいるところだそうで、ツバメの駅なども、本当にあるそうです。 「空の中」「海の底」のような大事件が起こるわけではなく、ほんの日常の一部を描いたほのぼのとした雰囲気の本でした。
若い本好きの男性が図書館で好みのタイプの女性と出会い交際に発展する場面で若き日を思い出し、胸をギュッと鷲掴みにされる。 女子大生が我侭で暴力ダメ男と別れを決意する場面で、そうだ!そんな男はダメだぞ!と助言したおばあちゃんの後ろでエールを送る。 美人OLが5年も付き合ってきた彼氏を「ちゃっかり女」に横取りされ結婚式でささやかな復讐を果たすが自身も傷ついていれば、そんな馬鹿な奴はこっちから願い下げだ!怒りつつ、一方で、そんな間抜けが居るか?とか、その「ちゃっかり女」が自分の娘だったらどうしよう?と思いつつ、自分のささやかな人生の分岐点を振り返る。
それは、義である。 正義という程偉そうなものではなく、人が人として生きていくうえでのマナーみたいなものだ。 それは実はかなり強力なエネルギーを作中から凛として放出している。 このエネルギーは健全でまともな精神を持つ良き人や人生これからの若い人には生きる活力として機能するだろう。 人に誇れるような人生を構築したいと思いながら行動が伴っていない私のようなダメ親父には痛みを伴う力となる。 貴方は相手に義を尽くしていますか?自分に誇りがもてますか?と。 足つぼで痛いつぼを微笑みながら押してくる整体士のような本だ。 しかも、一見やさしそうで器量の良い整体士だから困る。 痛い目にあうと知りつつまた行きたくなる。
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(1)今は昔の物語(今昔物語) 物心がつくかつかないかの頃から、両親に読んでもらった物語。 このように、まだ世の中をしらない頃に刷り込まれる物語は、良いにしろ悪いにしろ、その後の人生に「潜在意識」として大きく影響する。 子ども心に、「悪いことをすれば鬼がやってきて、良いことをすれば仲良く長生きできる」という世界観を植えつけられた。 世の中のことをなんだかまだよく分からないうちに、刷り込まれる世界観は、その人が生きていくうえで、決定的だ。 この本の対象としては「幼稚園」から「小学校2年」ぐらいかな。 僕も我が家の3人の子どもたちに寝る前に寝床で読んできかせた。 ところで、我が家の実家は新潟のど田舎にあるのだが、ある朝、玄関のドアをあけたら、野菜が積んであった。 我が家の子どもたちは、てっきり「笠地蔵がやってきたんだ」と思い込んでいた。
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