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『熱い三流なら上等よ』などと言った名言・至言・格言・人生の真実が集められた言葉。 ここに載っている言葉たちは「福本伸行」が描いた漫画の登場人物が吐いた言葉を集めてある。 「福本伸行」はギャンブルの漫画が多いのだが、ギャンブルは濃縮された人生なので、人生を言い当てているセリフが多い。
やる気が湧いてくる。 原作の漫画を知らなくても、ここに出ている言葉と解説を読むだけでも、人生、いける。
「現実を甘く見てる」と言う人もいるだろう。 もちろん、そんなこと知っている。 「青い」さ。 「現実は甘くない」さ。
1回しかない人生を勝負するかどうかが、問題なのだ。
人生の矜持を集めた本書を読み直して、自分の人生を考えるのだ。 本当に、その人生でいいの?
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・・・・・・泣けました。 第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラー。 脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。
事故でその才能を活かせなくなった音楽家、その事故をきっかけに音楽家と暮らすことになり、その才能を受け継ぎつつある少女、また、彼らの人生にとって重要な役割を果たすことになるもう一人の登場人物。 彼らの織りなす心情が、作品を通して登場するピアノ曲のように細やかに、そして激しくつづられていく。 そうした彼らに訪れた再度の転機となる第二の大きな事故後の数日間のストーリーは、陳腐な表現だが涙無くしてページを繰ることができない。
生きる意味を考えさせられる。 自分の人生に自信をつけさせられる。 そんな心動かされる、感動の作品だ。 「何故自分は生きているのか?」 「誰のために?」 「何の目的で?」 「自分が死んだらどうなるのか?」
真面目に人生について考えたい時におすすめの本だ。
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2002年10月全国で犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。 容疑者として疑われたのは、被害者の兄でエリート公務員の沢野崇だったが……。 〈悪魔〉とは誰か? 〈離脱者〉とは何か? 止まらぬ殺人の連鎖。明かされる真相。 そして東京を襲ったテロの嵐!“決して赦されない罪”を通じて現代人の孤独な生を見つめる感動の大作。
残虐な連続殺人に対して、メディアの新情報を今か今かと待ち、残虐な事実を知るたびに、やり場のない怒りを紋切型の喋りでしか表現できないもどかしさに腹立つ、という状況は、まるで現実そのもので、犯人の少年や家族の言葉は雑誌やテレビというメディアを通して、実在の事件そのものだ。
想像や未来の予知などと言うよりは、明らかに現状を写実したものに近い。 本作で語られることは極めて切実で我々の身に、いや心に迫ってくるが、「なぜ人を殺してはいけないか」という問いを初めとして、どれもこれも殆どがどこかで聞いた事ある事ばかりである。 小難しい言葉で飾られた思想のごときものも実質は同じであり、結局のところそれは今の時代の状況、現代人の抱える思いや言葉を代弁し語り、時代精神をそのまま描いただけなのである。 本作のそういう時代精神・時代状況の写実は専ら殺人事件や犯罪をめぐる諸問題や諸言説を対象としている。 責任能力や精神病の問題から警察の取調べの問題まで現代日本で騒がれる犯罪関係、法律関係のあらゆる問題が本作内には凝縮され扱われていると言えよう。 それは私としては高く評価できる極めて意義ある事に思えた。
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